粉ミルクの缶に書かれている
「母乳は赤ちゃんの発育に最良の栄養です」
この一文を見て、
チクッとしたり、
責められているように感じたことはありませんか?
でも、最初にお伝えします。
これは「母乳じゃないとダメ」という意味ではありません。
この記事では、
この表示がなぜ書かれているのか、
その背景をできるだけ分かりやすくお伝えします。
あの表示を見て、心がザワっとしたことはありませんか?
そう感じるのは、とても自然なことです。
- 完全ミルクを選んだ
- 母乳が思うように出なかった
- 混合からミルクに切り替えた
そんな中でこの言葉を見ると、
- 私はダメなのかな
- 赤ちゃんに申し訳ない
- 責められている気がする
そう感じてしまう方も少なくありません。
この表示は「お母さんへのメッセージ」ではない
この表示の目的は、個人を責めることではない。
粉ミルクの缶に
「母乳は赤ちゃんの発育に最良の栄養です」と書かれているのは、
母乳育児を推奨する
世界保健機関(WHO)
などの国際的な考え方に基づいています。
この表示は、
「母乳じゃないとダメ」
という意味ではなく、
「粉ミルクの宣伝が、母乳育児を不当に邪魔しないように」
という目的で入れられています。
なぜ、こんな表示が必要になったのか
過去の“粉ミルクの売られ方”が問題視されたから。
世界的に粉ミルクの販売が急増した時代、
企業は次のような宣伝をしていました。
- 「母乳と同じ、もしくはそれ以上の栄養価」と示唆
- 病院で粉ミルクの無料サンプルを配布
- 医療従事者を通じて、ミルク育児を勧める
その結果、特に発展途上国で
深刻な問題が起きたとされています。
実際に起きていた問題
環境によっては、命に関わる事態があった。
問題とされたのは、以下の点です。
- 母乳育児が減ってしまった
- 安全な水が確保できない地域で粉ミルクが使われた
- 衛生環境が整っていないため、感染症が増えた
- 乳児の死亡率が上がった
👉 こうした背景から、
国際的な健康機関が
「粉ミルクの過剰な宣伝」を問題視するようになったのです。
だから書かれている「母乳は最良」という表現
これは“社会全体”へのルール。
この表示は、
- 個々のお母さんの選択を否定するものではない
- ミルク育児を責めるためのものでもない
あくまで、
「企業が過度な宣伝をしないための国際ルール」
として定められたものです。
現代日本の子育て環境では、事情が違う
今は「どちらを選んでも大丈夫」な時代。
日本では、
- 安全な水がある
- 粉ミルクの品質が非常に高い
- 医療・衛生環境が整っている
そのため、
- 完全ミルク
- 混合
- 母乳
どの選択をしても、赤ちゃんはきちんと育ちます。
表示を見て苦しくなったあなたへ
その痛みは、あなたが真剣だから。
あの表示を見て、
- 心がチクッとした
- 責められた気がした
それは、
あなたが赤ちゃんのことを大切に思っている証拠です。
でも、どうか思い出してください。
- 赤ちゃんが元気に育っていること
- あなたが毎日向き合っていること
それ以上に大切な指標はありません。
まとめ|表示よりも大切なこと
粉ミルクの缶に書かれている言葉は、
- あなたを責めるための言葉ではない
- 母乳じゃないとダメ、という意味でもない
社会的な背景から生まれた注意書きです。
どうか、
私の選択は間違っていない
と、自分に言ってあげてください。
このブログを読んで、
こんなにゆるく、適当に育児している人もいるんだ
それでも子どもは元気に育っているんだ
と、少しでも安心してもらえたら嬉しいです。


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